生き抜くぜ21世紀

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水沢心愛さんから学ぶ会議の極意

はじめに

今この記事を読んでいる皆様を含む日本人の多くが「会議」という行為を日々行っています。

しかしながら、会議をうまく行うのは非常に難しいです。会議とはこうあるべき!と思っていてもついつい以下のような会議にしてしまうことがあります。

  • 3時間の会議だったのに議事録にまとめたら5行だった
  • 途中からみんなが何を話しているのかよくわからなくなって今日食べる晩御飯のことばかり考えている
  • 会議が終わる理由が「時間が来たから」である

私もまだまだ未熟で失敗することも多いですが、そんなとき私はこの動画を見て、会議とはこうあるべきだと意識を引き締めなおしています。それがこちらです。


ベボガ!新自己紹介会議 [ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組) ]

ベボガというアイドルが新しい自己紹介フレーズを決める動画です。(残念ながら2018年に解散してしまっています)

もっと上手く会議がしたいと思っているあなた、特にアイドルの動画紹介なんてくだらないネタブログだと思ったそこのあなたに、是非この動画の真髄を解説したいと思いこの記事を作成しました。

概要

  • ベボガ!という(既に解散してしまった)アイドルのとある動画を軸に、会議とはこうあるべきだよね、という解説をする記事です
  • 特にリーダーの水沢心愛さんに焦点を当てて書いています
  • 以下を気をつけると短くて意思決定がスムーズないい会議になりますよね、というお話です
    • 最初に会議の目的を言う
    • 事前に意思決定用の資料を用意する
    • イデアを出しやすい空気を作る
    • 簡潔にまとめるリーダー的存在をつくる
    • 最後におさらいをする

会議に大切な要素を水沢心愛さんから学ぶ

私が冒頭で紹介したYoutube動画は、ベボガ!というアイドルが、6人それぞれの新しい自己紹介フレーズを決める、という会議の模様を収録したVTRです。

動画の長さは(もちろん編集済みですが)8分と短いのに、素晴らしい自己紹介をバシバシ決めていきます。痛快です。

いい会議とは、こういった「短いのに、素晴らしい意思決定が次々とされていく」会議のことではないでしょうか。

この動画は、特に水沢心愛さんという右奥に座っているアイドルを中心に会議が回っていきます。私はこの動画から、会議に大切な5つのことを水沢心愛さんに教わっている気がしてならないのです。

その5つとは

  1. 最初に会議の目的を言う
  2. 事前に意思決定用の資料を共有する
  3. イデアを出しやすい空気を作る
  4. 簡潔にまとめるリーダー的存在をつくる
  5. 最後におさらいをする

ではないかと考えています。ひとつずつ見ていきましょう。

最初に会議の目的を言う

動画を再生してください。開始0〜6秒で水沢心愛さんは「はい、今日はべボガのね、自己紹介を変えるべく会議をしたいと思います!」と発言しています。

こんなに素早く目的から入る会議を皆さん体験したことがありますか?ここに水沢心愛さんの素晴らしさがあります。

意思決定のための会議では、「この会議で何を決定するか」を最初に提示することが何より大切です。このことにより、会議に参加している人全員が集中して意思決定をすることができます。

これが自然とできている水沢心愛さんは普通のサラリーマンのレベルを大きく超えています。

事前に意思決定用の資料を共有する

続いて、開始12秒で事前にファンに対しtwitterでキーワードを募集している旨が明かされます。

これもまた、会議の開催にあたり非常に素晴らしい姿勢です。

意思決定に当たって、何を基準にするかというのは意外と決めづらいものです。また、制約が少なければ少ないほど議論は発散しがちです。

そこで、事前にこの資料に従って決めるというビジョンをメンバーに共有しておくことで会議の進行をスムーズにしています。

実際、Twitterコメントを軸に6名中4名の自己紹介が決定しています。

イデアを出しやすい空気を作る

水沢心愛さんは、教科書的な会議進行だけでなく、コミュニケーションスキルにも長けています。

その1 最初の雰囲気作り

開始30秒から、水沢心愛さんはまず最初に自分の自己紹介を決めています。

最初は少し固い空気に見えなくもないのですが、水沢心愛さんは「自称センター」自虐をすることで空気を和らげて、進行役に何を言ってもよいのだという空気を作り上げています。

最初にこのような発言しやすい雰囲気を作ることで、よりよいアイデアが生まれやすい状態になっています。

「ザ・有能」っぽい人ほどこのようなプレイイングはできないものです。我々サラリーマンが見習うべき姿勢ではないでしょうか。

その2 意見を褒める

明らかに水沢心愛さんのセンスが飛び抜けていますが、それでも水沢心愛さんは他のメンバーの意見を褒めることでよりメンバーの発言をより活発にしています。

例えば3:19では葉月梨花さんの意見に対し「いいじゃん」と肯定の言葉を投げかけています。するとそのすぐ後に葉月梨花さんは「『いませんか〜?』みたいなのやりたいかも」とさらなる良いアイデアを出してくれました。

このアイデアが結果的に自己紹介に採用されています。発言者を肯定することでいいアイデアが出てくる貴重なサンプルを水沢心愛さんはいとも簡単に作り上げてしまうのです。

簡潔にまとめるリーダー的存在をつくる

水沢心愛さんは、意見をまとめることにも長けています。

6人の自己紹介が決定する直前の様子を見てみてください。なんと、6名中5名が、水沢心愛さんのまとめで自己紹介が決まっているのです。

意見を出すことと、意見をまとめることはまた別のスキルであるように思います。そして、意見を出す人は上手く意見をまとめてくれる人がいるからこそ安心して発言できるのです。

この役割をこなせるかどうかはある程度センスにも依存するので、進行役の水沢心愛さんがやらなくてもいいポジションであるとは思います。しかし、水沢心愛さんは天才なのでこの立ち回りもできてしまうのです。

最後におさらいをする

7:30から、水沢心愛さんは「はい、べボガの自己紹介が決まりました」と発言しています。

何気ない一言にも思えますが、これもまた重要なことです。

最初に発言した会議の目的に対するアンサーが最後のおさらいになっているかを改めて確認することで、本当に正しく会議ができたのかの確認ができます。

最初の発言を覚えていますか?

「はい、今日はべボガのね、自己紹介を変えるべく会議をしたいと思います!」

でした。

それに対して、

「はい、べボガの自己紹介が決まりました」

でまとめています。完璧ですね。最高の会議です。

終わりに

ここまで見てきたように、この記事で紹介している動画にはいい会議への素晴らしいエッセンスがたくさん詰まっています。

普通のサラリーマンが素晴らしい会議をするのを見るよりアイドルが素晴らしい会議をするのを見るほうが精神的負荷も低いので、みなさんも是非この会議動画をバイブルにしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、水沢心愛さんはベボガ!解散後に沖縄でタピオカ屋さんのオーナーをしているそうです。これだけの会議ができるからこそオーナー業という新しい分野にチャレンジできるのでしょうね。本当に能力が高く、尊敬できる方だと思います。

mdpr.jp

今後も末永く応援していきたいと思っています。